Gradation!

Gradation!

テーマのご紹介です。

153rd開成祭のテーマは「Gradation!」です。テーマに込められた意味をご紹介します。

「Gradation」

「Gradation」とは、色彩・光などのゆるやかな変化・推移、また、変化・推移の過程という意味です。(ジーニアス英和辞典より)

2019年度初頭の着工からおよそ5年半に渡って続いた高校の新校舎建築工事も、最後の工事がまもなく終了します。組ごとの普通教室などがあった旧高校校舎や、理科の実験室などがあった特別棟は、取り壊され、徐々にその痕跡は消えていき、新校舎という新たな色に置き換えられていきます。そして、最後の部分が開成祭前日に引き渡されることをもって、ついに新しい高校校舎は完全完成します。

また、開成祭は毎年高校2年生を中心として企画・運営されています。ついに開成祭は、コロナ禍以前の開成祭を経験していない、2020年度および2023年度入学の高校2年生に引き継がれました。コロナ禍以前に長く定まって続いてきた開成祭のあり方や企画・展示の形態は変化し、徐々に新たなカラーが生まれていく、新たなスタンダードへ塗り替えられていく「移ろい」の中に153rd開成祭はあります。

さらに、開成祭は、14の係からなる「文準」(文化祭準備委員会)、80以上の有志・部活・新入生の組などによる「参団」(参加団体)の多様なカラーの混ざり合いによって作られています。

旧校舎から新校舎への移ろい。コロナによる伝統・慣習の移ろい。また、多数の文準係・参団の混ざり合い。

このような153rd開成祭だけの「Gradation」を、生まれ変わった会場で感じて頂けると幸いです。

「!」

「!」は、言語においては強調などに用いられますが、数学においては階乗を表す記号です。

1! + 2! + 3! + 4! + 5! = 153

1年生(中学1年生)から5年生(高校2年生)までの様々な生徒が、開成祭での経験や思い出を積み重ねていき、自分のなりたいすがた、発信したいことを存分に発現できる文化祭にしたい。

そんな意味も込めて、テーマの終わりに「!」を取り入れました。