Greetings
ご挨拶

祝・創立154周年開成祭
4年前の創立150年を記念した高校新校舎の建替工事(第3期工事)が、昨年の文化祭(開成祭)前にようやく終了し、第2グラウンドが拡張され、工事による制約のない校舎で、開成祭を迎えることができました。来場者数は2日間で38,000人を超えました。今年はさらに準備段階から制約がなく、校舎を存分に活用して開成祭を準備できます。
開成祭は生徒たちが自主的に運営しています。中心は、部活動・同好会・研究会活動の1年間の活動成果を発表する晴れの舞台です。加えて、クラス企画、同志企画も加わります。開成祭を縁の下で支えている文化祭準備委員会の生徒たちの企画や準備に向けた活躍も素晴らしいものです。
50年前ですが、私自身も中1から高2まで、理化学部の部員として毎年文化祭に参加し、自分の研究発表や化学マジックを披露しました。高3では、クラス企画として8ミリフィルムによる運動会の記録映画を夏休み中に制作し、音声・BG音楽選定に貢献し、クラスと開成祭参観者から絶賛されたことが未だに忘れられない思い出です。
開成祭を参観される皆様、生徒によって企画・準備された開成祭を存分にお楽しみ下さい。
GOAT
この文化祭には、一人ひとりの「思想」や「美学」がある。やりたいこと、伝えたいこと、譲れないこと。誰もがそれぞれの“最高”を胸に抱き、ぶつかり、迷い、問いながら、それでも本気で進み続けてきた。
この文化祭には長い歴史がある。だけど、この文化祭、この瞬間を動かしているのは、まぎれもなく今の俺たち。過去の伝統に甘えることなく、そして無視することもなく、受け継ぎ、つくり直し、新しく生み出してきた。
文化祭は、たった二日で終わる。でもこの二日のために俺たちは、何百時間も積み重ねてきた。この非日常が、俺たちの日常の結晶。この夏の、いや、この一年の集大成。
決して一人ではできない文化祭。一人だけではたどり着けなかった場所に、俺たちだから行ける。この文化祭こそ、俺たちが問い続けてきた最高の文化祭の到達点であり、“答え”。
どうか、俺たち1700人の本気がつくりあげたこの一瞬と、その裏にある1年を、全身で味わってほしい。そして、この熱が、誰かの心に輝きを灯すと信じている。今日訪れたあなたが、少しでも心を揺さぶられたなら、それこそが俺たちの“最高”の証。